この度、映画『私たちは、ちょうどいい。』の9月11日(金)の公開に先駆け、9月3日(木)にユーロライブにて、大物マダムタレント・アレン様をトークゲストに迎え、トークイベント付き一般試写会を開催いたしました。

アレン様が登壇すると、会場は温かい拍手と黄色い声援に包まれ、大きな盛り上がりを見せた。司会者から本日のファッションのポイントについて聞かれると、「9月に入ったので、秋らしい装いを意識しました。劇場の椅子が赤だったので、赤の衣装を選びました」と、こだわりを明かした。
はじめに、本作を観た感想を聞かれると、「この映画は、派手な描写があるわけでもなく、流れるように進んでいく作品なんですが、その中でも本当に心が温かくなりました。そして、『やっぱり自分の気持ちをぶつけていくこと、本当の自分の気持ちをさらけ出すことって大事なんだ』と、改めて再認識させられる映画でした」とコメント。
さらに、「人との向き合い方という意味でも、自分の心を開くって、すごく勇気のいることだと思うんです。特に、家族みたいに関係が近くなればなるほど難しいですよね。『自分はこう思っている』とか、『ありがとう』という感謝を改めて伝えることって、ちょっと恥ずかしかったりする。でも、そういうことをするからこそ、もっと距離が近くなって、“ちょうどいい関係”になっていくんだと思います。伝えないままだと、どんどん距離が空いてしまう。だから、自分の気持ちを相手にぶつけることって大事なんだなと思いました」と、本作を通して感じた「人との向き合い方」についても語った。
司会者から「お好きな映画でしたか?」と聞かれると、「はい。これも私の大好きな映画でした。私、性格上、とにかくお金がかかっていて、派手な映画に目を奪われがちなんですよ」と笑いながらコメント。
続けて、「橋の上から猛スピードで車がバーン!となったり、上から蛇が来て『バーン!救出!』みたいな(笑)。『イエーイ、助かったぜ!』みたいな、そういう映画にどうしても惹かれがちなんです」と、アレン様らしいユーモアを交えながら自身の映画の好みを明かした。
一方で、「でも、こういう、本当に派手な描写がなくて、日常の中で物語が進んでいく映画の良さに、初めて気づかされた気がします。普通の人間と人間が向き合って、心を開き合っていく。その様子にグッときました。お金がかかっていなくても、心にはすごく入ってくる。そういう意味でも、すごく素敵な映画だと思いました」と、本作を通して新たな映画の魅力に気づいたことを語った。
続いて、SNSがきっかけで物語が動き出す本作にちなみ、普段SNSを通じて感じていることについて聞かれると、「SNSって、本来は人と人がつながるためのものなのに、今は自慢大会みたいになっていたり、誰か一人が叩き始めたら、みんなで叩き始めたり。『みんなが叩いているから、自分一人が入っても怖くない』みたいな精神になっていることもあって、そういうネガティブなものが多すぎるんですよね」と率直な思いを吐露。
続けて、「だから、私自身もXを見る機会がすごく減りました。でも、Xって本当は私にとって一番の居場所だったんです。私もXをきっかけにファンの皆さんに知っていただいたので、絶対に大切にしたい場所だったんですけど、今は見ていて嫌なものや、良くないものばかり流れてくる。だから最近はInstagramを見ることが増えています」と、自身とSNSとの関わり方の変化について明かした。
一方で、「でも、XやInstagramのネガティブなところじゃなくて、このイベントもそうですけど、Xで募集して、実際にこうやって集まってくれたファンの方もいる。そういう前向きなものとしてSNSを使っていきたいんです。一つのニュースメディアみたいに、いいものだけを吸収できるSNSであってほしい。やっぱりSNSだからこそ生まれる出会いもありますから」と、SNSが生み出すポジティブなつながりの大切さを語った。

続いて、普段ファンから寄せられる「いいね」やコメントをどのように受け取っているのか聞かれると、「私は、全部見ています。『いいね』も押しますし、YouTube、Instagram、Xとか、いろんなものを全部見るようにしています」とコメント。
その理由について、「だって、SNSでしかつながれないじゃないですか。みんな住んでいる場所もバラバラで、職業も違うし、活動している時間すら違う。そんなみんなが集まれる場所がSNSだと思っているんです。そこで自分が反応しなかったら、ただただ一方通行で面白くないでしょう」と、ファンとの交流を大切にしていることを明かした。
さらに、「だから、私は一方通行が嫌なんです。ファンと演者という言い方も、私はあまり好きじゃない。『ファンと演者』って言うと、ちょっと距離を感じるじゃないですか。私はそうじゃなくて、普通に人と人として付き合いたい」と自身の考えを語り、「だから普通にリプも返すし、メッセージもします。突然InstagramやXの電話機能で電話したり、『チェキってどんな種類があったっけ?』って聞いたり(笑)。そういうことも普通にしています」と、アレン様ならではのファンとの距離感を明かした。
最後に、「だから、ファンと演者というより、普通に人と人の付き合い。それこそが“ちょうどいい関係”なんじゃないかなと思っています」と、本作のタイトルにも重ねながら語った。
司会者から「まさに作品のタイトルともつながりますね」と声をかけられると、「そうなんです」と頷いたアレン様。続けて、「実は今回、このトークイベントに登壇するお話をいただいた時に、私から『ファンの方を招いてください』と直接お願いしたんです。『クリマンを招いてください』って(笑)」と明かし、「全部が全部は無理だとしても、少なくとも何十名かは呼んでほしいです、とお願いして、それを実行してくださった。だから今、こういう状況が作れているんです」と、今回のイベントにファンが参加している背景を明かした。
イベント後半では、アレン様に寄せられた悩みに答える「人生相談コーナー」も実施。
会場からは、「アレン様のInstagramを見て今回の映画を知り、実際に観てみたらすごく面白くて泣いてしまった。そんな素敵な作品に出会えてよかった。現在、心の病気で仕事を辞めていて、これからどう生きていこうか悩んでいる」という相談が寄せられた。
これに対しアレン様は、「もう、私と出会った時点で大丈夫になる理由があると思います」と力強く語り、「私のファンの方の中にも、心が傷ついて通院していたけれど、『アレン様を見ていたら、なんかもうどうでもいいや』と思えるようになったと言ってくださる方がいるんです」と、ファンから寄せられた言葉を紹介。
続けて、「私自身、人生って一回しかないから、思い残したくないんですよ。『これやりたかった』『もっとこうしたかった』って思いながら死んでいくのが嫌すぎる」と、自身の人生観を明かした。
さらに、「『将来が不安』って言っても、何が不安なのか分からないじゃないですか。将来どうなるかも分からないし、将来生きているかも分からない。そんな分からない未来のために、今やりたいことを削って貯金するのって、私はちょっともったいないと思うんです」と語り、「もちろん、勝手に貯金が貯まるくらいお金を稼いでいるなら貯金はいいと思います。でも、今やりたいことがあるなら、ガンガン使いましょう。やり残したくないから」と、今を大切にすることの重要性を語った。
そして、「今、退職されたということで、自由じゃないですか。今だからこそできること、働き出したらできないことってあると思うんです。例えば、4泊5日の旅行に行くとか、平日に買い物に行くとか。働き出したら、なかなかできないですよね」と、具体的な例を挙げながらアドバイス。 最後に、「今できることを全部やっていく。『今だからこそできることは何だろう?』って考えてみる。そうやっていくと、人生って結構楽しめるかもしれないですよね。応援しています」と、相談者へ温かいエールを送った。